2016年9月27日火曜日

9月27日(火)第785回経営者モーニングセミナー『「福祉」を通じたまちづくり 人づくり 自分づくり』

9月27日(火)第785回経営者モーニングセミナー『「福祉」を通じたまちづくり 人づくり 自分づくり』

<進行> 望月 輝子 会員



<朝の挨拶> 石上 昭 幹事

万人幸福の栞  輪読 第十六条 「尊己及人」

<会長挨拶> 代行 伏見サユミ 副会長

横須賀市倫理法人会では月1回、副会長が会長挨拶の代行をします。
本日は伏見サユミ副会長が担当。



※抜粋

「副会長の他に普及拡大委員長も兼任しています。
万人幸福の栞と職場の教養が倫理法人会を知っていただくきっかけにもなっています。
最近、もう一人の副会長 兼 女性委員長の高田真由美さんと女性会員4人の方と面談してきました。大変喜んでくださり、今はなかなか活動は出来なくても他の方をご紹介いただける話なども聞くこともできました。
先日配布したアンケートを今月末までにご提出していただき、ご紹介リストに一人でも書いていただければ、よりよい会づくりと仲間づくりに繋がっていくと思いますのでよろしくお願いします。」



今期、普及拡大委員会が作成してくださった
「よりよい会づくり」と「仲間づくり」のスタートとなるお宝アイテム♪


<会員スピーチ> 高田真由美 副会長



第一声 「あなたは友人にお金を貸してと言えますか?」
昨晩から岩手県より遊びにいらしたご友人との一生消えない思い出話。
それは数年前の丸山敏雄先生の祥月命日、12月14日のこと。
雪の中、ノーマルタイヤで峠を運転する高田さん。そして同乗するご友人。
何度もスピンしながら大丈夫大丈夫と突き進まれたそう。
しかし、案の定上る事も下る事も出来ない状況に。
JAFをくるのを待っていたとき、かかってきた知人からの一本の電話。
車検はいつ?
実は、当時経営状態が悪化し金銭的に苦しかったという高田さん。
車検に出す費用もなかった。。
そのような状態の高田さんにご友人から、ここぞとばかりの言葉掛けが。
「100万円を用意する」
「優先順位を決めて」
「出世払いでいい」
何一つ伝えていなかったのに、すべてお見通しだったのがご友人だったのです。
高田さんは、ご友人の言葉に甘えました。
親友の親という漢字には心を使ったりといろいろありますが、
私は「真」友、まことの友であると胸を熱くしながら語られた高田さん。
横須賀と岩手、遠く離れていてもご真友は見守ってくれているそうです。

真由美+眞由美 = 真友

真友って素晴らしい!
高田さんのご真友はモーニングセミナー終了後、
「言うタイミングを待っていたの。雪道をノーマルタイヤで突き進む危ない姿は
まさに当時の高田さんの状態だった。」そう話してくださいました。
ご真友のお名前は眞由美さん。
高田真由美さんと漢字こそ新旧ですが「まゆみ」繋がり。
そしてお二人はまことの友、真友。
何もかもが必然に感じられ、いつまでも余韻が残る会員スピーチでした。


<講話> NPO法人 精神障害者の明日の福祉をよくする三浦市民の会
     ぴあ三浦 理事 兼 事務局長 岩崎 論史様
テーマ 「「福祉」を通じたまちづくり 人づくり 自分づくり」


三浦市の地域で精神障害者やその家族をはじめ、精神保健福祉に関わりや関心を持つ人達に対して、他の市民と安心して「共に生き・生きられる」豊かな社会生活を営む事業を行っている岩崎さん。

ご縁あって入職すると同時に新卒で異例の施設長になられたのが10年前。
利用者のやりがいを考え三浦らしいものを創ることをテーマに試行錯誤しながらマグロの角煮づくりの製造にこぎつけ販売に奔走し催事などを通じて注目されるように。


少しでも味とクオリティの良いものを目指し、
障害者支援だからではなく味で買っていただけるお客さまのファンをつくられています。

その間、当時一番年下であった岩崎さんは様々なことで日々悩み前進されてこられました。
職員、利用者と一緒に何を活動し何を学ぶか。。
障害をもっている人の就労、生活は何なのか。。
本当に障害者の仕事をつくっていかなければ!

社会経験が少ない中で、応援者に泣いて土下座したこともありました。
人としてあなたはどうなの!?
そこに捉われたこともあったそうです。

どうなったら施設が良くなっていくのか。。365日勤務しながら考え続けました。

そして、いつまでも「福祉」という枠組みで障害者をしばらないためにも、
地域をつくっている人、地域経済をまわしている人に出会わなければという気付き。

そして神奈川県中小企業家同友会や青年会議所の活動に積極的に参加し
異業種の方と交流しての人づくりにも力も入れられています。

「福祉」を通じて、共に生きる人とまちを創る!

それには、まず自分自身の背骨がないと!と常に思うようになったそうです。
講話の中でも所々に出てくるワードは「背骨」「気付き」でした。

現在は、今まで利用者(障害者)ばかりを見ていたけれど
職員のことも見なければという気付きが!

お客様より何よりも社員のしあわせを通じて社会貢献していくということを
本からも学んだそうです。


今までトップダウンだったこと、裸の大将だったことを振返り、
まず自分が本気で変わり、よい連鎖を生み出していこう!

その思いで経営理念も定められました。

「私たちは夢にときめき、生きる喜びを感じられる思いやり溢れる社会を実現します」

この理念に共感してもらえる求人もしています。

時には、職員や利用者の悪いところばかり見えてしまうこともあって、
心から笑えるときがくるのか。。と自分が壊れていく時もあるそうです。

そのような時は、福祉を通じて「背骨」がないと誰も信用してくれない!と奮い立たせる岩崎さん。
何度も「背骨」というワードが出てくる背景には、どうしたら施設が良くなっていくのかという入職当初から終始一貫変わらない想いがあるからではないかと思わせてただきました。

障害者であることは変わらない。
でも。。
機会をつくる!
共に歩む!
新しいことを創っていく!

最後、岩崎さんの背骨を感じるお言葉から、
本日のテーマ『「福祉」を通じたまちづくり 人づくり 自分づくり』の意味を強く感じました。

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2008年12月にオープンした就労支援施設 カフェ・ブルーシーズのご案内(*^▽^*)


ここで人気メニュー「マグロカツバーガー」が食べられます♪


毎週金曜日はこだわり手づくりランチプレート(300円)をご提供。
先着十数人の限定で、ほぼ予約完売してしまうというほど大人気なのだそう♪
岩崎さんが語られた少しでも味とクオリティ高いものをという精神が伝わってきます。


☆9月19日は なすづくしメニュー☆

・三浦産なすと鶏肉の南蛮風とごはん 
 手づくりけずりぶしと昆布のふりかけ
・三浦産丸ごと焼きなすのみそ汁
・三浦産なすの浅漬け
・デザートヨーグルト(三浦産なすの手づくりジャム)

店名の由来は。。
ブルー=青、シーズ=海
三方を海に囲まれている三浦を指しています。
(東京湾&太平洋&相模湾)
京急 三浦海岸駅から徒歩3分、ぜひ一度ご賞味ください♪


<連絡事項> 相原 朋広 副事務長


☆10月13(木)  役員会
☆10月17日(月) 倫理経営基礎講座
☆アンケート提出期限 10月30日(金)

<誓いの言葉> 黒田 純代 会員



本朝の出席 19社19名

岩崎さん、参加された皆さん、
ありがとうございました。



レポート By 望月輝子